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日常はワンダーランド 自己紹介2

日常はワンダーランド 自己紹介2
Worteの春休み中、ドイツなど海外への出張のため、
連載に間が空いてしまい、申し訳ありませんでした。

さあ、今日は引き続き、自己紹介についてです。
といっても、言語造形のレッスンをするようになって20数年の間に
気づいたこと、見ていることを二つをお伝えいたします。

1 あなたの声は高すぎませんか?

私は18歳からドイツへ行き、27歳で帰国したのですが、
帰国する前からワークショップをさせていただいていました。
その時にとても驚いたことがあります。
女性たちの声、特に20代から30代くらいまでの女性たちの声が、
その方の身体から考えるとかなり高いことでした。
なかには60代でも高い声の方がいました。

身体の大きさからするともう少し低い声のはずなのに
と思い、違和感を感じました。
なぜでしょうか?

若い女性に対するイメージ、可愛らしいもの、男性にとって脅威であってはならない
といったイメージのせいで、女性たちは高い声で話しているようでした。

もちろん、その人の選択です。
「身体には不自然でも、自分は男性に好印象を残したいのだ」と
お考えの方もいるでしょう。

けれども自分の身体が鳴り響くような心地よさを知らないままに
一生を終えるのはもったいない気がします。
第一、自分の身体に声が座ると健康にもいいです。
自分にも心地よいですし、聴いている人にとっても心地がよくなります。

残念ながら、自分を見失うことにもつながります。
なぜなら、人は一日中、話しているからです。

2 自分の声が好きじゃないんです
日本でのワークショップを開始して、すぐに何名かの方から、こんな告白をいただきました。

「自分の声が好きじゃないんです」

そんな方はこれを読んでいる中にもいらっしゃるかもしれません。
20数年前のことですが、それを伺った時、悲しかったです。

その方たちの共通事項は、世間的には人当たりもよく、
そんな悩みをお持ちだとは、一見してはわからないことです。
けれどもよく見ると、居心地が悪そうだったり、
首尾一貫していなかったり、と共通項が見られます。

自分の声が好きじゃない。
それは言い換えると実は「自分のことを好きではない」ということなのです。

声、それは生きている時にしかありません。
そしてとても個人的なものです。
また状況や年代により、同じ人でも、様々な声音が出ます。
そう考えると「自分の声が好きじゃない」ということは、
「自分を自分がどう取り扱っているか、が好きじゃない」ということになります。

声帯を取り替えることはできませんが、
言語造形によって、ご自分の取り扱い、自分との関係が変わりますので、
「自分の声が好きじゃない」とおっしゃっていた方も変わります。

自分の声が好きじゃない?
そんなこと言ってましたっけ?
ああ、そういえば。

そんなふうに変わっていきます。
高すぎる声も、自分の身体にふさわしい声の位置に自然とおさまっていきます。

自分との関係がすっかり変わります。
自由でワクワクするような関係になっていきます。

次回からは、そんなレッスンと言語造形にしかないこと、身振りのこと、など、
言語造形人間学的な背景をお伝えしていきます。

それでは楽しい日曜日を!

言語造形人間学について
言語造形人間学は小野恵美のオリジナルの造語です。
シュ タイナー夫妻の始めたこと ばの芸術、言語造形を20年間実践し、ことばの音(子音、母音)と身体や動き、意識との関係、人間の成長との関係などを研究してきました。お話を教えるこ と、オリジナルの言語造形練習文を個人レッスンで各自に適応することで、その確実さを確認してきました。言語造形人間学は、シュタイナーの言語造形の精神 が結実したものです。ヴォルテのレッスンは、言語造形人間学に基づいて行われます。またヴォルテの上級クラスでは、集中講義としてその理論の講義を受ける ことができます。

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