日常はワンダーランド 番外編 ベルリン
現在出張でベルリンに来ています。
ベルリンは北海道と比べても北に位置していますが、 春が訪れています。
もちろん関東のような華やかなものではないです。
でもここに住む人にとってはこれが春で、やはり嬉しそうです。
ベルリンの何が一番恋しいか?と友人に聞かれました。
私は空気や匂い、雰囲気が懐かしいです。
もちろんビールはおいしいですし、カレーソーセージやジャガイモもおいしいですし、
ドイツ語自体も懐かしいですが、 この街の雰囲気が懐かしいです。
この友人は日本に3年住んだことがあり、
日本語も堪能でベルリンで翻訳の仕事をし、
日本の新聞社でもジョブをしていますが、
やはり日本の空気、匂い、雰囲気が懐かしいと言っていました。
ベルリンにもベルリンの匂いがあります。
夜、飛行機から見たベルリンの街の夜の暗さと
そこに灯るオレンジ色の無数の光。 ハッとして息が止まる感じでした。
美しいのもありますが、こういう光、こういう暗さがベルリンの姿なんだと
思ったからです。
地下鉄や街の匂い。
何の匂いかはわからないのですが 懐かしく嗅ぎました。
そんなベルリンですが、だいぶ変わりました。
ベルリンは5年ぶりですが、 壁があった年から知っていて
1-2カ月ずつ毎年訪れていました。
友人と二人でアパートを借りていた時期があったのです。
かなり変わった気がします。
壁があったころ、 壁が崩壊した20年以上前、
東ベルリンと西ベルリンの差は大きかったのですが、
年月とともに東ベルリンの広大な地域が、
その一つ一つの地区が順番にお洒落になっていった、 そんな感じです。
どんどんお洒落になっています。
ミッテという地区、 プレンツラウアー地区、
そしてフリードリヒスハイン地区、 ここ数年はノイケルン地区。
歴史に飲み込まれ そしてそれを超えていき 現実化した街。
その躍動感はすごかったです。
ドイツの大都市の中では抜群に家賃が安かったので
いろいろな店や商売が可能でした。
変なものも含めて「これをしよう!」と自発的に思った人にとって
とても面白い街でした。
そしてもともとそこに住んでいた人たちは
家賃の高騰とともに住めなくなったり
学生やアーチストたちが住むようになって
だんだんと消えていったと聞きます。
ベルリン全体に躍動していたエネルギーは
街全体にいきわたったことで 普通の都市のようになってきたような感じです。
それでも一つ一つの都市にそれぞれの特徴があるように
ベルリンはベルリンの魅力を放ち続けると思います。
住めば都という言葉があるように、
いま、自分がいるところが 自分の場所で、
そこで精一杯生きることを、旅すると感じます。
特にドイツは自発的に何かをする、その意思を人々が尊重するので
明るく精一杯生きていこうと感じます。
今週来週はベルリンからの番外編をお送りします。
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