言語造形人間学 舌に意識を入れる らなだた その1
関東も梅雨入りしたそうですが、今日も晴れてますね。
前回と前々回、DとTの子音について、詳しくお伝えしました。
この二つの子音のテーマは実は「舌」なんです。
「舌」について
そこで今日は「舌」についてです。
舌、ベロです。普段、喋らない日はないのに
「舌」のことを意識することは通常ありませんよね。
でも今まで20年述べで1643名レッスンしてきて、
気づいたことがあります。
レッスンではお話と言語造形練習文をするのですが、
お話の悩みではなく、「人生でこのことに困っている」と
悩みを口にする方がいらっしゃいます。
その方たちに共通する言語造形的症状があります。
それは舌が出ていることです。
「だ」「た」そしてな行で、舌が出ている人が多いことに気づいたのです。
「舌」は「魂的触覚器官」by シュタイナー
舌が出ている症状、その理由は大きく分けて二つあります。
そのうちの一つが、「舌に意識がないから」なんです。
舌が言語器官における、魂的な、触れる器官。
舌に意識がなくても、私たちは日々、喋っています。
何に触れているのか意識がなくても、
物や物事、自分や他人に触れて生活しています。
そう考えると
「触れること」あるいは舌なので「味わうこと」が弱くなってしまった結果、舌が出ている。
そんな風に説明が出来ます。
触れること、味わうことを意識すると、
面白いことに悩み事も変わってきます。
悩み事そのものは変わらなくても、自分の感じ方が変わります。
対処の仕方も変わります。
せっかく生きているのですから「味わい深い」人生を生きたい。
私もそんな風に思っています。
言語造形練習文
舌を意識するには「ららら、ななな、だだだ、たたた」の練習文が効果があります。
座ったままでも結構ですが、できればしっかり立って、
ゆっくり「ららら、ななな、だだだ、たたた」と発音してみてください。
毎日3回、するだけで、自然と変わってきます。
音と音の間隔をあけてください。
ららら(1,2,3と間をあける)
ななな(1,2,3と間をあける)
だだだ(1,2,3と間をあける)
たたた(1,2,3と間をあける)
これを1セットで、3回です
今日ご紹介したレッスンは、9月のワークショップでも行います。
「自分」ってどんな人なのか、言葉の世界の地図で位置づけをしていきます。
既にお申し込みもいただいております。
言語造形人間学について
言語造形人間学は小野恵美のオリジナルの造語です。
シュ タイナー夫妻の始めたことばの芸術、言語造形を20年間実践し、ことばの音(子音、母音)と身体や動き、意識との関係、人間の成長との関係などを研究して きました。お話を教えるこ と、オリジナルの言語造形練習文を個人レッスンで各自に適応することで、その確実さを確認してきました。言語造形人間学は、シュタイナーの言語造形の精神 が結実したものです。ヴォルテのレッスンは、言語造形人間学に基づいて行われます。またヴォルテの上級クラスでは、集中講義としてその理論の講義を受ける ことができます。
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