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言語造形人間学  Dの子音その1

言語造形人間学 その1 Dの子音
「自分の声が好きじゃないんです」
言語造形のレッスンをするようになって、
そんな告白を受けたことが何回かあります。

18歳でドイツに行って、10年後に日本に帰ってきて
驚いたのは女性たちの声が甲高いことでした。
この身体から出てる声とは思えない。
声が身体に座ってない!

そんな風に思いました。

同じ声帯でも声の響きは変わる
声はとても個人的なもの、
生きているから、あるもの、
でもあります。

そして生まれ持った声帯のせい、ではないんですね。
同じ人でも、かなり野太い声が出たり、
いつも小さな声でも、大声が出るようになります。

声が好きじゃない、の意味
だから声が甲高いのも、
声が好きじゃないのも、
実は持って生まれた声帯のせいじゃないのです。

自分の声が好きじゃないのは、
自分がどんな風なのか、が好きじゃない、ということです。
そんな方、実は結構いらっしゃると思います。

そんな方にお伝えしたいでです。
言語造形のレッスンは効きます。

自分との関係を、言葉から見直せる
自分の身振り、歩き方、重心などの身体の使い方、
子音や母音のレッスンをすることで、
違うふうに自分を使えるようになるので、
自分との関係が変わるからです。
そして、
自分との関係が変わると、人間関係が劇的に変わります。

子音のD
今日はまえがきが長くなりました。
今日のレッスンは子音のD、
日本語だと子音単独の音がありませんので、「だ」「で」「ど」の音です。

これらの音、Da De Doとなり、冒頭はDですね。
Dの子音、実はある動きとともにすると、自分との関係を如実に表してくれます。

自分との関係が現れる「D」の練習文
両腕を目の高さまであげます。
手のひらを下にしてください。
そこから両腕を下に動かします。
肘が伸びきる前に止めます。

この動きとともに、「だ」と言います。
たったこれだけのレッスンですが、多くの「症状」が見られます。

この練習文に現れる症状
この動きの中のどこかで、肩や手に力を入れる方、
急にバシン!とたたくような動きを入れる方、
アゴが前に突き出る方、
頭が上を向く方、
頭が下を向く方、
「だああああ」と「あ」の母音が強くなる方、
舌足らずで甘えたような発音になる方、
重心が急に下へ落ちる方、

などなどさまざまです。
読み解き方がありますが、
自分が自分をどう見ているのか、が反映するのです。

魂の同じ力の筋トレ
逆にこのレッスンがスムーズになるようにすることで、
自分との関係を見直す力をもらえます。
魂が使う筋肉は同じだからです。
筋トレのようなものですね。

もちろんこの練習文で上記のような症状が出ると、
ほかの子音の練習文などをしていただいたり、
補助ステップを急遽入れたり、
あるいは他のDの練習文をしていただくことで、
さらに丁寧に原因を調べていきます。

その中でわかっていくことがたくさんあります。
それが楽しくなってきます。手応えもあります。
すると「『自分の声が好きじゃない』なんて、言ってたっけ?」となるようです。
生徒さんの中に実際にそういう方がいらっしゃいます。

今日ご紹介したレッスンは、9月のワークショップでも行います。
「自分」ってどんな人なのか、言葉の世界の地図で位置づけをしていきます。

既にお申し込みもいただいております。

言語造形人間学について
言語造形人間学は小野恵美のオリジナルの造語です。
シュ タイナー夫妻の始めたこと ばの芸術、言語造形を20年間実践し、ことばの音(子音、母音)と身体や動き、意識との関係、人間の成長との関係などを研究してきました。お話を教えるこ と、オリジナルの言語造形練習文を個人レッスンで各自に適応することで、その確実さを確認してきました。言語造形人間学は、シュタイナーの言語造形の精神 が結実したものです。ヴォルテのレッスンは、言語造形人間学に基づいて行われます。またヴォルテの上級クラスでは、集中講義としてその理論の講義を受ける ことができます。

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