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歩くテンポ、話すテンポ

今日は話すテンポについて、お伝えします。

速く歩く人は速く話しますし、

ゆっくり歩く人はゆっくり話します。

なーんだ、ですね。

でもですね、

試してみると、難しいことがわかります。

 「私は○○(ご自分の名前)です。

 ○○から○○線に乗って、○○駅で乗り換えて、来ました。

 よろしくお願いいたします」

 と、おっしゃってみてください。

 試しにその速さを二倍早くしてください。

 できましたか?

逆に、速度を落として、

二倍ゆっくり話してください。

どうしょうか?

正直言って、早くも遅くもできる方は

あまり多くはいらっしゃらないと思います。

そのくらい、

自分の速度を変えていくことは難しいです。

というのは、

自分の流れを変化させていくからです。

◆流れって?◆

そういうものがあるんですね。

 流れが悪いと滞っていきますよね。

 そんな風に、言葉を出していく目には「見えない体」があるんですね。

その存在に、気づいていく。

それも言語造形の醍醐味です。

 細かくご自分にギアを入れて

速度を変化させているようで、

美しいものを見たように感じ、嬉しくなります。

 ギアチェンジしているもの。

それが意識です。

 流れを変えることができると、

ふだん、「あ!言い過ぎた!」ということが

減ります。

そして、

「ここは、言わなくちゃ!」という時にも

言葉が出るようになります。

そのくらい、

速さを変えられるか?は

大事なんですね。

正しいことや、理論をとうとうと

語れるよりも、

自分の話す速度を瞬時に変えられることのほうが、

人生には役に立ちます!(キッパリ)

だって、

怒りや、嫉妬を、

おさえられるようになるんですから。

そうなんです。

「高次の自我」や「光」について、

べらべらと語るよりも、

リアルに意識が進歩していく。

それがヴォルテの言語造形なんです。

だから……

シュタイナーは言語造形に

重きを置いたのでしょう。

「その地にアントロポゾフィが根付いているかどうか?

 その試金石3つある。

 オイリュトミー、医学、言語造形だ」

と、

言語造形をあげていました。

言語造形家の私自身が、

ビックリ(嬉しいビックリです)!!

残念ながら、

オイリュトミー、医学、言語造形の

3つがそろっている土地は、

あんまりないですね。

というのも

言語造形を学べる場所が

日本だけではなく、

世界でも、あまりないからです。

私は日本で、

「言語造形を根付かせていきたい」

 そう思っています。

なによりも、1人1人が進歩し、

進化していく。

 その醍醐味のなかに、一人一人の運命が

色とりどりに輝いていて、

キラキラと輝いて見えるんですね。

ヴォルテのみなさん、生き生きとしています。

おっと、話がずれちゃいました。

◆速い人と遅い人◆

まずご自分がどちらなのか、

知ることが大事です。

あなたは、ご存知ですか?

 今までに、お母さん、お父さんに

「遅い」と言われてきた方は

ゆっくりのタイプの方。

 逆に「後ろを振り返って!雑」などと

言われてきた方は速いタイプの方です。

どちらがよりいい

というわけではありません。

 自分がどちらか知っていることと、

それを肯定できること。

変化していくには、必要条件です。

こんな風に、伝わるコミュニケーションには

大切なことがたくさんあります。