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言葉の力 ~「言葉にするのが苦手」を解決する方法~


みなさん、こんにちは! ことば塾ヴォルテです。


8月半ばから、毎週、お伝えしているところ、
毎週数百名ずつ、読んでくださる方が増えております。

ただただ感謝です。

毎週、お読みくださる方が増え、
大きな感謝とともに、
これからもみなさんのお役に立つメッセージを発信していこうと
こころしました。

「ジブントリセツ! そっか! 確かにその通りですね」
「自分の取り扱い説明書、わたし、あります!」
「もっと知りたいです」
「セミナーはありますか?」

など、たくさんのお声をいただきました。
ありがとうございました!

て……
今日は言葉にすることと「こだわり」について、です。
ちょっと珍しい話しです。

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大事なのは「→」の見直し!
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私は普段、ヴォルテで教え、ライブをするほか、
詩を書き、ドイツ文学の翻訳をしています。
(新朗 恵 あろう めぐみの名前です)

とくに翻訳をしていると
身に沁みて感じることがあります。

私達は常に言語でないものを、常に言語化しているということです。
かりづらいのでもう一度言いますね。

私達はことばではないものを、ことばにしている。

たとえば、夕焼けの赤い空、という場合。

赤という色も、当たり前ですが空そのものも、
夕焼けそのものも、それら自体は言葉ではないです。

言葉ではないものを伝えるために、言葉を使っています。
体験も、思考も、感情も、言葉ではありませんよね。

「言葉ではないもの」→「言葉」

この「→」。
これが、実は私達と深いかかわりがあります。

今日はこの「→」がテーマです。
話し方以前のことがテーマなので
馴染みがないかもしれませんが、
とても大切です。

この「→」
私達はふだんは無意識です。
朗読、翻訳、レッスン、詩作で
多面的に、20年という長い年月がかかわっているうちに
特徴がわかってきました。

今日は特別にのそのなかかからふたつのパターン、
両極的なパターンをご紹介します。
まずは……自分へのこだわりが強い人。

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自分寄りに話すタイプ 
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自分が感じたこと、自分にこだわって
言語化している人たちがいます。
聞き手や多くの人にわかるように、と考えていないために
独特な言葉づかいになっています。

例えば夕焼けを体験しました。

夕焼けは赤みがかっていますが
「空が紫でした」
「空がさざ波のように、鳴りひびいていた」という人。

面白い表現ですよね。
わかる人にはよくわかって、好感がわきます。

ところが、残念なことに……
その一方で、わからない人たちも存在します。かすりもしません。
ところがその様子を見ても、言い方を変えない方がいます。

もちろん変えなくてもいいのですが、
伝わらない様子を見たとき、ぐっと意固地になるのか、
表現として時間をかけたギリギリのもの、という覚悟があるか、
事情が違います。

たいていは自分が感じたこと、
自分だけにこだわっているからです。

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体験したことのなかの、
なにを、どのように言語化するのか

それが「→」
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こういう方は、自分とは異なるシステム、価値観の方と
交流が難しいことがあります。
言語化のシステムが閉じているからです。

人の話を聞いているときも、
そのまま聞くことは難しいです。
自分独特の言葉に言い換えてます。

お子さんに「こうして欲しい」
部下に何度指示しても伝わらない
夫に何度も言ってるのに……
伝わらないのはなぜなのか?

あなたの言語化のシステムが、
閉じているからかもしません。

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聞き手寄りに、伝えようとする
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相手のこと、伝えることを考えて、わかりやすさを第一にして
言語化する人たちがいます。

わかりやすいですし、
相手に開いているので、
雰囲気も明るくなります。

でも……
このタイプの別名は滅私型。

滅私というと、自分を押し殺すということで、
イメージが固定されてしまいますが、
自分が感じたことにはあまりこだわらないタイプです。

その理由もさまざまですし、
れが行き過ぎると出てくる症状もさまざまです。

たとえば……

自分をわきに置いている、
つもりかもしれませんが、
自分なんてそうそう脇にはおけません。

脇で大暴れしている「自分」のことは
ご本人は自覚がないので
お子さん、パートナーが困っているはずです。

常に自分よりも、お客様、聞き手を考えるので、

 話が面白くない
 リアルじゃない
 本心がわからない

などの話し方になる場合もあります。

「自分の声が好きじゃない」
とおっしゃる方はこっちのタイプが多いです。

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感じたことを、2つのパターンで言語化しよう
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今回は一週間、ぜひ試していただきたいことがあります。

なにか伝えようとしたとき、
ご紹介した二つのパターンで言語化してみてください。

詳しくお伝えしていきますね。

まずは、2つコツがあります。

1 簡単なテーマを選ぶ

たとえば、
月がきれいね。
もう秋だね。
このケーキ美味しいね
みたいな簡単なテーマを選んでください。

2 小さく試す
そして、いきなりビジネスではなく、
まずはプライベートな場所で
小さく、小さく試してください。

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1・まずは思いっきり自分寄りに
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まずは自分寄りに言語化して、
相手に言ってみてください。

具体的にどういうことか?

自分が感じたことをできるだけそのまま、
ことばにしようとする。
とにかく自分の体験、自分、自分、にこだわってください。

伝えることよりも、この一点にこだわります。

すると思いもかけない組み合わせの言語が出てきます。
たとえば、月がきれいだとしたら

「月が落っこちてきそう」
「月が痛い」

表現がどんなものか、すこし感じることができます。

そして、一般的すぎる表現の方は、
このリバランスで、友だちが増えたり、
伝わりやすくなったりします。

あなただけの面白味が、選んだ言葉にでてくるからです。

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2・次はうってかわって相手寄り
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さあ、次は相手に伝わるように、
わかるように、見た月のことを話してください。

「月がきれいでした」とか
「今日、満月なんだって」などなど、
とにかくわかりやすいです。

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3・あなたの「→」はどちらよりですか?
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両方とも、必要です。

分かりやすいのはいいことです。
でもあまりにもそればかりだと、ことばがうすっぺらくなります。
ことばはもちろん、人間も面白くなくなる、
ひどいと、うさん臭くなります……(残念ですが)

自分寄りは、なんといっても芸術的なものには必要です。
面白いですし、生きている手応えにまでつながっていくあり方です。

でも閉じる傾向にありますし、すれ違いにもつながりやすいので、
開くバランスをとるといいですね。

わたしたちはたいてい、どちらか寄りになっていますから、
ゲームだと思って、ぜひ試してみてください。
ご自分が、どっち寄りなのか、わかります!

そして続けていくと、2つのバランスが取れていきますよ。

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自分にこだわるあまり、閉じているのか?
伝えようとするあまり、自分を失っていないか?

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ヴォルテでも、グループレッスンや個人レッスンで
「いま、この音のレッスンして体験したことを、
二つのパターンで言語化してください」と
その場でしていただくことがあります。

さらに、それがその方のジブントリセツと、どう関係しているのか、
言語の音のレッスン、身振り、身体の使い方、などのレッスンとして対応策をレッスンしています。

(ジブントリセツについては、前回の記事「~成功には『ジブントリセツ』!~」をご覧ください)

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 ことばは、人です
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どんな話し方の人か、わかることで、
どんな人か、がわかります。
重心、身振り、子音や母音などの音の癖により
長所を知り、短所をカバーし、
自分の取り扱い説明書を手にすることが可能です。

成功のステップでの落とし穴も、コミュニケーションでの難点も、
表現を磨く際のウィークポイントもヴォルテでは効率的に学べます。

ビジネス、人間関係、生きがい、そういったことの
全てのカギを握るもの。それは自分です。
自分が好きになります。すべてはそこから変わります。
自然と、です。

ハイテンションになるセミナーとか
そういうものとは一切関係ありません。

そんなものは一時的だし、
なにをしているかは本人は芯ではわかっているので
ご本人が幸せになれません。
なによりも、聞き手には丸見えですから。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

それでは、みなさん、また来週!

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