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言語造形人間学 ~凝縮して、時間を味方につける~

言語造形人間学 ~腑に落ちるための、凝縮する力~

今週末は暖かですね。近所の枝垂桜が三分咲きです。
今週は、凝縮する力についてです。

腑に落ちているから、頭がいい
「あれは要するに○○だから」とふとした折に耳にすることがあります。
凝縮してものごとの本質をとらえている人、
ものごとの深い理解をしている人に出会うことがあります。
頭がいいなあと感心します。
学校の勉強とは関係なく、頭がいい人はいらっしゃいますよね。

凝縮と要約
わたしたちの生活は、情報とスピードに追われていて、
「要するに○○なんだ」と凝縮する時間がなかなかもてません。
その人にとっての自分なりに理解している証。
それが凝縮です。大人になる過程で、その稽古もしていないので、簡単そうでなかなか難しいです。

ときどきあまりにテキパキと要約してしまう方がいますが、
時間をかけないと「自分」が入らないので、その人の役にたちませんし、
聞いている人にとっても面白味がありません。
要約できないものを、凝縮するのですね。
凝縮は腑に落ちる理解のためには、どうしても必要なプロセスです。

たとえば対人関係での凝縮
相手との間がごたごたしてきたとき、何か出来事があったとき、
あるいはトラブルがあったとき、
時間がたつと相手のこと、その出来事を一言に凝縮することができます。

「要するに相手は○○したいんだ」と要約することで、
見えてくることがあります。
自分は相手がしたいことをしたいのかどうか、
その人とどうかかわりたいのか、が自然とはっきりします。

作品の仕上げには必要な力
話のレッスンでも、要するにと要約する力は、仕上げの段階で重要な役割を果たします。

WORTEでは3カ月を一学期とし、一つのお話しを仕上げます。
そして最後がまさにこの要約の力を稽古する「一言で言うと?」というレッスンです。

お話が仕上がると、3カ月稽古してきたお話しのすべてが、
何も壊すことなく、すーっと一言に集約されていきます。
その一言を、お話が聞いて、嬉しく思ってくれるかどうか、も大事です。
相手が物を言わない存在なので、言いたいことを言ってしまう恐れがあるからです。

演劇だと、自分の演じる役柄が一言に集約されていきます。
「姉たちがうらやましい」「信じていたのに裏切られて、悔しい」などの一言です。

先週ご紹介した動画の「もうひとつのたにし長者」
(FACEBOOK ことば塾worteをご覧ください)は、
構造がとても特徴的です。
「たにし長者」のお話をそのまま頭からお尻まで、
話しているわけではありません。
それでもたにし長者の内容は全て入っています。

もう一つ大きな特徴があります。
それは最初に、これは「婿選びの話」とナレーターが要約していることです。
これはいい例ですね。

今いる時期を凝縮して、時間を味方につける
自分が今どこにいるのか、何をしているのか。
今の自分には何が重要なのか。それらを要約することが出来れば、
わたしたちは時間のなかで脱皮していくことができます。

たとえば子育てで、自分の時間がとれず悶々としている方も、
子どもが幼稚園にあがると、少し違います。
小学校にあがると、またさらに時間ができます。
中学校に入ると部活が始まり、さらに時間が出来ます。
高校、大学と進むうちに、どんどん置かれている状況は変わっていきます。

要するに今はどんな時期なのか?
そしてどんなふうになりたいのか?と問う力があれば、
時を味方につけて、変身していくことが可能です。

要約ではなく、凝縮。
凝縮する力を持つ人の話は面白いです!

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