PIECES vol.7 DANCE AGAIN出版記念の回ライブレポート
昨日はお暑い中、たくさんの方にお集まりいただき、
ありがとうございました。
7月に第一詩集『DANCE AGAIN』を出版させていただきました。
それを記念した今回のPIECESは特別バージョン。
ゲスト出演のjunjunさんはロボットAICOのネタで、一人三役を
演じ、大好評でした。
「詩が心に届いた」とたくさんのお声をいただきました。
詩は今、あまり読まれていないので、嬉しいです。
私の詩だけではなく、同時代の他の詩人の作品も読みました。
小説も歌も何もかもが重い時、
そんなとき、たった一行の詩の断片が、私を生かしてくれました。
今回のPIECES あらすじ
未来から来たロボットAICOは、心があり、
人間の手足となって働かねばならない未来において
演劇、詩の朗読、ダンスなどの芸術活動をしていたため、
私たちのいる時代に島流し。
junjunのもとにやってきます
エネルギー補強ができず、エネルギーが切れたら死ぬ、という
緩やかな死刑を受けたロボットです。
二人は芝居の稽古をしたり、
エネルギーが切れるまでの数ヶ月の時間を過ごしています。
そんなロボットAICOに小野恵美が出会い、
詩集「DANCE AGAIN」をプレゼントします。
AICOは芸術を「美味しい」と、喜びます。
出版記念PIECESに招待したいのに、
AICOも、junjun(AICOを引き取った役者)も、
時空警察に追われている、と知ります。
小野恵美はPIECESをAICOなしで始めます。
『DANCE AGAIN』からの詩の朗読、
石垣りんの詩、
ヤリタミサコさんの詩、曽我貢誠さんの詩、
などを読み続けます。
来てくださっているお客さまに、
今、あまり読まれない詩が届くように、
それが元気の源になるように、と。
PIECESが進行している間に
ロボットAICOはエネルギーが切れて、死んでしまう。
AICOの死を確認した時空警察の女は
満足して未来に戻ります。
21世紀の人間は下品で低脳なこと!と言い残して。
が・・・・
実はAICOは、他のエネルギー源を見つけて、
ふたたび蘇るのです。
それは表現したいという心、それを見て感動する心、
そういったものが生きるエネルギーになり、
AICOは生き続けます。
詩集『DANCE AGAIN』
詩は残念ながら、あまり読まれていません。
それは時代のせいだけではなく、詩のせいもあるのかもしれない、
と、私は思っています。
人生にも、日々にも、いろんなことがある。
いいこともあれば、そうでもないことも、ある。
私たちが生きている理由も、人間がなんなのか、も
わからないまま、生きているのはなぜなのか?
なにがあるから、生きられるのか?
私たちは踊りつづける
いままでも、いまも、これからも、
ずっと
そんな思いを込めたPIECES vol.7
ご来場のみなさまには、ひとつの演劇作品のように
手渡したいと、私の詩の朗読パートと
junjunさんの演劇「ロボットAICO」の筋をつなげるべく、
コラボ1-4を小野恵美が作・演出いたしました。
AICOはどこに行ったの?コラボ1
連絡がつかない!PIECESに行きたいよ~!!! コラボ2
チクタク、チクタク・・・時空警察がやってくる・・電池が切れる・・コラボ3
AICOはどうして、生きてるの? コラボ4
ゲスト出演の役者のjunjunさんも、
稽古が進む中、どんどんアイディア、改善策を出してくださいました。
コラボはjunjunさんとならでは、のものになりました。
みなさんが、生きている限り、踊りつづける
この、舞いを、私たちは実は普段から見ているんだと思います。
そんなことに気づき、人生っていろいろあって、おもしれえ!と感じていただける、
そんなPIECESをこれからも続けてまいります。
~~~voice voice voice~~~
★小野恵美さんの詩が心にひびきました。
絢々さんの一人三役、素晴らしかったです。
★大熱演に感激しました。「声」の響きへの繊細な感覚がちりばめられた充実したひとときでしたよ。
★言葉と肉体、訓練による伝わってくる言葉。表情、表現、非常に演劇的だと思いました。
★今日は素晴らしい時間、空間をありがとうございました。アイコのキャラが面白かったです。なぜ未来の人間がロボットの表現活動を禁じるのか。こわいのかなあ・・・と思いました。私たちに、人間にできることは何だろうと思いました。
★詩は音楽だと思いました。リズムでもあり、音階であり・・・・個人的には「秋」(石垣りん)のキャラクターが好きです。
★「生れずに」最初の詩だったからか、あ〜、音がごちそうになってる、と思いました。石垣りんさんの詩集、読みたくなりました。他にも音がカラダに響き、カラダを動かす詩があります。ロボットAICO、一人で三役、すごい。AICO、かわいい。
今日、来れてよかったです。
★「毎日の風景」「よくあること」印象に残っています。
★熱演の1時間半ずっと集中してみていました。
最後の、DANCEAGAINは題名だけあって、小野恵美さんの思いがつまった作品だと思います。心に染みます。
表現することの大切さを改めて教えていただきました。