泣かないで、お母さんvol.2
面白いことに第一子はたいてい、お母さんと違う気質です。
そして第一子なので、一生懸命関わるし、
比較の対象もないし、
慣れていないので、泣きたくなりますよね。
「もう、どうしたらいいの?」と。
シュタイナーの気質と言われていますが、
ヨーロッパに古くからある考え方です。気質は4つに分かれています。
ここでは気質のご紹介よりも、
時間の流れ方が違うという点から考えましょう。
時間の流れの二つのタイプ
話すのも、身のこなしも早いタイプと
ゆっくりのタイプといます。
実は時間の流れ方が違うんです。
信号が赤に変わりそうなのを見ると、
「あ!」と思わず走り出してしまう、そんなお母さんいませんか?
目的に猪突猛進する早い時間の流れを生きているお母さんには、
たいてい、ゆっくりのお子さんが第一子に生まれるようです。
真面目で遅刻なんかもってのほか、というお母さんには
お茶目で、いたずらっ子が第一子で生まれてきたりします。
まるで違う世界を一から、まるごと体験しなおせる
チャンスをいただいているかのようです。
外から見るとそんな風にのんきに言えますが
実際に子育てしていると、
しっちゃかめっちゃかしてしまいます。
どうしたらいいか、わからなくなりますよね。
そんな時おすすめの方法があります。
子どもの姿を思い浮かべる
お子さんの姿を思い浮かべてください。
もう2歳などで歩けるお子さんの場合は、
歩いている姿を思い描けますか?
歩いてる姿を思い描けると、
ご自分の感じ方が自然と異なってきます。
問題だと思っていたことが、違って感じられます。
違って見えてきます。
私たちはみんな、一人一人違う存在です。
感じ方も、考え方も、のぞみも、欲望も違いますし、
時間の流れ方も違います。
そのことを如実に体感できます。
そこから何かのヒントが出てくるまで、
毎晩、お子さんの歩く姿を
5分でいいので思い浮かべてみてください。
演劇のキャラクター立ち上げ
スイスのドルナッハで言語造形演劇と言語造形朗読を学んだとき、
劇場で演劇を何本か上演しました。
いろいろな演出家のもとで演劇を上演しました。
演じるキャラクターがいつも自分、っていうのは
見ている方は面白くないですよね。
リアルじゃない。
こんなことを教えてくれた演出家がいました。
そのキャラクターの歩き方?
キャラクターの立ち上げ方は、とにかく読み込み、
脚本からそのキャラクターが話しているのが聴こえるようになる。
そこまで行くのに、大きな助けになるのが、
キャラクターがどう歩くのか。
それができれば、キャラクターが立ち上がったんだよ。
そう教えてくれた演出家がいました。
そのくらい歩き方にはその人がまるごと入っているんですね。
お母さん、泣きたくなったら、
それはお子さんの姿を見失ったということかもしれません。
毎晩、5分でいいので時間をとって、お子さんの姿、
できればお子さんが歩いている姿を思い浮かべてください。
それではまた!
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