言語造形からの贈り物14 ~な行(N) からわかること その4~
日本語だとな行(N)の音で、舌が出やすいという話が続いています。
今日はNの動きのお話しです。
Nの動き
おもしろいことに、Nができない人に
跳ねる動きをしてもらうと、たいていできません。
え?
そう思いますよね。
実は、口のなかで舌が同じ動きをしているんです。
Nは跳ねる音
試しに「な」とゆっくり発音してみてください。
「な」というよりも、ためを作って
「んんんなっ」
舌の先端が、上の歯列と歯ぐきの裏あたりを触って、離れる
そういう動きですよね。
もう一度、ゆっくり大きめの声で発音して、確かめてください。
「んんんなっ」
跳ねるとき、地面に対して、足は同じ動きをしています。
Nの時は、歯の裏あたりに対して、舌が同じ動きをします。
その人が、全身でするのか、言語器官でするのか、の違いです。
動きにも、話し方にも、その人の特徴が現れるのは、だからなんです。
まさに、動いている時に、自分の動きを追う
しゃべっている時に、自分の動きを確認するのは
とても難しいことです。
な(N)行で舌が出ている人は、気を付けないと
ちょっとベタつき感を与えます。
地面に、つまり相手にくっついてしまって、離れるのが苦手なわけですから、
ベタつく感じが相手に残ってしまう。
実際に舌がベトっとしている人もいますし(唾液の感じ)
手が汗をかいていたり、
あるいは人に触るときの動き方がべとついている人もいます。
舌の動きはおもしろいことに、その人の皮膚
こうしてNの音と跳ねる動きを組み合わせて行くことで、
硬さを変えていくことができます。
舌の動き方は、その人の第二の皮膚、魂の皮膚、
そういったものの特徴を伝えてくれます。
WORTEでは、Nの音と跳ねる動きを組み合わせて,
Nの音を様々に出していく稽古をします。
そうすることで、魂の皮膚が弾力を取り戻していくのです。
次回はシュタイナーがNをなんと読んでいるか、ご紹介します。
言語造形人間学について
言語造形人間学は小野恵美のオリジナルの造語です。
シュ タイナー夫妻の始めたこと ばの芸術、言語造形を20年間実践し、ことばの音(子音、母音)と身体や動き、意識との関係、人間の成長との関係などを研究してきました。お話を教えるこ と、オリジナルの言語造形練習文を個人レッスンで各自に適応することで、その確実さを確認してきました。言語造形人間学は、シュタイナーの言語造形の精神 が結実したものです。ヴォルテのレッスンは、言語造形人間学に基づいて行われます。またヴォルテの上級クラスでは、集中講義としてその理論の講義を受ける ことができます。
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