会話が続かない人に聞いた|「何を話せばいいかわからない」の正体と、沈黙がこわくなくなる聞き方

話が途切れた数秒間が、やけに長く感じる。何か言わなければと思うほど、何も浮かばない。会話が続かないという悩みは、たいていこの数秒に集まっています。

何が起きているのか。全国の30〜60代の女性300人に、どんな相手と続かないのか、途切れた瞬間に何を感じているのかをうかがいました。

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いちばん続かないのは、毎日会う相手だった

会話が続かず気まずくなりやすい相手をうかがいました。

職場の上司・同僚53.0%
初対面の人35.7%
友人・知人6.0%
相手を問わず続かない3.7%
家族・パートナー1.7%

Q. 会話が続かず気まずくなりやすいのは、どんな相手ですか?(n=300/単一回答)

最も多かったのは「職場の上司・同僚」で53.0%。「初対面の人」35.7%を上回りました。

会話が苦手というと、初対面の場面が浮かびやすいです。ところが実際に気まずさが起きているのは、毎日顔を合わせる相手とのあいだでした。

初対面には、決まった手順があります。名前を聞き、どちらからいらしたのかを聞く。話すことが用意されています。けれど、毎日会う人にはそれがありません。すでに知っている相手と、何を話せばいいのか。続かないのは、関係が浅いからではなく、話す用件がないからです。

困っているのは話題ではなく、沈黙のほう

会話が途切れたときの状態をうかがいました。

沈黙が気まずくて焦る63.3%
何を話せばいいか頭が真っ白になる36.0%
相手に興味を持てず話が広がらない0.7%
無理に話題を探してしまう0.0%
早くその場を離れたくなる0.0%

Q. 会話が途切れたとき、あなたに最も近い状態はどれですか?(n=300/単一回答)

「沈黙が気まずくて焦る」が63.3%、「何を話せばいいか頭が真っ白になる」が36.0%。この二つで九割を超えます。

ここで注目したいのは、順番です。話題が浮かばないから気まずいのではなく、気まずさに焦っているうちに何も浮かばなくなる。多くの方が、先に焦りのほうを挙げています。

焦っている状態では、言葉は出てきません。頭が真っ白になるのは、記憶力や話題の引き出しの問題ではなく、その数秒に耐えられていないということかもしれません。

原因の上位は「話題がない」と「広げられない」

会話が続かない原因として思い当たるものを、いくつでもお選びいただきました。

話題(ネタ)が思いつかない55.9%
相手の話をうまく広げられない33.3%
緊張して言葉が出てこない33.3%
沈黙を怖がって空回りする30.0%
自分の話ばかりになってしまう4.4%
該当なし1.0%
質問の仕方がわからない0.0%

Q. 会話が続かない原因として思い当たるものをすべて選んでください。(n=297/複数回答)

「話題(ネタ)が思いつかない」55.9%が最も多く、「相手の話をうまく広げられない」「緊張して言葉が出てこない」がともに33.3%、「沈黙を怖がって空回りする」30.0%と続きました。

一方で「自分の話ばかりになってしまう」は4.4%です。話しすぎて困っている方は、ほとんどいません。会話が続かないと悩む方の多くは、そもそも自分の側から出す量が少ないのです。

ここで気になるのは、上位の「話題が思いつかない」と、その下の「相手の話を広げられない」が、実は別の話だということです。前者は自分が何を出すかの悩みで、後者は相手が出したものをどう受けるかの悩みです。会話を続けるのに効くのは、多くの場合、後者のほうです。

効果を感じたのは、埋めない工夫だった

会話を続けるために試したこと、効果を感じたことをうかがいました。

相づちやリアクションを増やした41.2%
事前に話題を用意しておいた31.5%
沈黙を無理に埋めないようにした23.3%
特に何もできていない21.1%
相手の言葉を繰り返して受け止めた13.3%
該当なし7.0%
「なぜ?」「どんな?」と質問を掘り下げた0.0%

Q. 会話を続けるために、試したこと・効果を感じたことをすべて選んでください。(n=279/複数回答)

「相づちやリアクションを増やした」41.2%が最多で、「事前に話題を用意しておいた」31.5%、「沈黙を無理に埋めないようにした」23.3%と続きます。

今回の結果を通して見ると、会話が続かない悩みの中心にあるのは話題ではなく、沈黙をどう扱うかでした。沈黙が気まずくて焦り、焦るから言葉が出ず、出ないからますます沈黙が怖くなる。この輪の中にいるかぎり、話題を百個用意しても、たぶん足りません。

けれど、ことばを音として見ると、沈黙は間(ま)です。間は、音楽でいえば休符にあたります。休符は音がないところではなく、演奏の一部です。話し言葉も同じで、間があるから相手の言葉が届きますし、次の言葉が出てきます。埋めなければならない穴ではありません。

「沈黙を無理に埋めないようにした」を挙げた方が二割を超えていたのは、そのことに気づかれたのでしょう。埋めるのをやめると、不思議なことに、相手のほうが話し始めることがあります。

それから、会話が続かないことを、自分の性格のせいだと考えている方へ。人前で言葉が出にくくなる背景には、以前どこかで話をさえぎられた経験や、言ったことを笑われた記憶があることも少なくありません。原因を性格に求めなくてよい場合があります。

沈黙をどう受け止めるか、相手の言葉をどう受け取るか。実際のレッスンで拝見しないと、なかなかお伝えしづらい部分です。ヴォルテのメルマガ(無料メール講座)では、そうした一つひとつを、もう少し詳しくお伝えしています。

<調査概要>この記事は、全国の30〜60代の女性300名を対象としたインターネット調査をもとに、スタッフがまとめたものです。実際に寄せられたお声ではありません。設問によっては、ほとんど選ばれなかった選択肢もありました。

実際のレッスンでは、さらに詳しくお伝えしています。
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