何かがあったわけではないのに、落ち着かない。理由を探しても見つからず、そのまま時間が過ぎていく。漠然とした不安には、そういう独特の扱いにくさがあります。
いつ、どんなときに強くなるのか。何が引き金になっているのか。全国の30〜60代の女性300人にうかがいました。
この記事について
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不安が来るのは、予定が空いている時間
漠然とした不安を最も感じやすいタイミングをうかがいました。
Q. 漠然とした不安を最も感じやすいのはいつですか?(n=300/単一回答)
「休日など時間があるとき」43.3%と「夜、寝る前」39.7%で、八割を超えました。「仕事や作業の合間」は3.7%です。
つまり、忙しいあいだは出てきません。手が空いた瞬間に現れる。これは、不安がその時間に生まれているというより、日中ずっとそこにあったものが、静かになってようやく聞こえてきます。
動いているあいだは気づかずにいられる。止まると気づく。そう考えると、休日に落ち込むのは休みすぎたからではなく、ふだんそれだけ音を立てて過ごしている、ということです。
六割は「思い当たる理由がない」
不安の引き金になっていそうなものを、いくつでもお選びいただきました。
Q. 漠然とした不安の引き金になっていそうなものをすべて選んでください。(n=300/複数回答)
最も多かったのは「はっきりした理由が見当たらない」で64.0%。次いで「健康や体調のこと」32.7%、「お金のこと」29.3%、「仕事や将来のこと」23.3%と続きました。
六割の方が、理由を特定できていません。ここが漠然とした不安のいちばん厄介なところです。理由がはっきりしていれば、対処のしようがあります。お金の不安なら家計を見直す、体調の不安なら受診する。けれど「見当たらない」場合、手の打ちようがないまま、不安だけが残ります。
とはいえ、健康・お金・仕事という具体的な項目も、それぞれ二割から三割の方が挙げています。理由がないのではなく、いくつもの気がかりが混ざり合って、どれが自分を落ち着かなくさせているのか分けられない状態、ということもあるのかもしれません。
四割強が「特に何もできていない」
実際に試したこと、効果を感じたことをうかがいました。
Q. 漠然とした不安への対処として、試したこと・効果を感じたことをすべて選んでください。(n=286/複数回答)
「特に何もできていない」が44.8%で最多でした。次いで「頭の中の考えを紙に書き出した」40.9%、「人に話して聞いてもらった」23.4%と続きます。
書き出す方が四割を超えているのは、思っていたより多い数字でした。頭の中でぐるぐる回っているものを、いったん外に出す。この方向が効いている、と感じている方が一定数いらっしゃるということです。
「人に話して聞いてもらった」23.4%も、同じ方向です。書くにしても話すにしても、共通しているのは、頭の中だけで処理するのをやめている点でしょう。
その一方で、四割強の方は何もできていません。方法を知らないというより、不安の輪郭がつかめないうちは、何から手をつければいいのか決まらないのでしょう。理由が見当たらない方が六割いらしたことと、この数字は地続きのように見えます。
書き出す、話す、声にする。どれも、頭の中にあるものを外に出す方法です。
ヴォルテのメルマガ(無料メール講座)では、漠然とした不安が起きる前のケアについて、ことばが言語造形を使ったワークでお伝えしています。なお、眠れない日が続いている、体調に出ているといった場合は、無理をなさらず医療機関にご相談ください。ことばのワークは、そうした場面の代わりになるものではありません。
<調査概要>この記事は、全国の30〜60代の女性300名を対象としたインターネット調査をもとに、スタッフがまとめたものです。実際に寄せられたお声ではありません。なお本調査では「不安を感じるときの状態」もうかがいましたが、回答が一つの選択肢に極端に集中し、傾向として読み取れる形になりませんでした。そのため、この設問は記事に掲載していません。
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